抗透明帯 (ZP) 抗体 ELISA キット

簡単な説明:

本製品は、ヒト血清中の透明帯(ZP)抗体濃度をin vitroで定性的に検出するために設計されています。卵母細胞を取り囲む特殊な細胞外マトリックスである透明帯は、精子の認識、結合、受精、そして初期胚発生において重要な役割を果たします。

 

ZP抗体は、透明帯抗原を標的とする自己抗体です。体内に出現すると、透明帯に特異的に結合し、精子と卵子の正常な相互作用を阻害することで受精を阻害します。さらに、受精卵の着床過程にも影響を及ぼす可能性があり、これは自己免疫性不妊症の重要な原因の一つです。

 

臨床的には、この検査は自己免疫性不妊症の補助診断法として応用可能です。患者血清中のZP抗体レベルを検出することで、原因不明の患者における不妊症の原因解明に役立つ貴重な参考情報を提供し、医師がより的確な診断・治療計画を立てるのに役立ちます。


製品詳細

製品タグ

原理

このキットは、精製された透明帯をコーティング抗原として使用し、間接法に基づいてヒト血清サンプル中の透明帯抗体 (ZP-Ab) を検出します。

 

検査手順は、抗原を予めコーティングした反応ウェルに血清サンプルを添加し、インキュベーションすることから始まります。サンプル中にZP-Abが存在する場合、ウェル内のコーティングされた透明帯抗原に特異的に結合し、安定した抗原-抗体複合体を形成します。

 

次に、酵素複合体をウェルに添加します。2回目のインキュベーション後、これらの酵素複合体は既存の抗原-抗体複合体に結合します。TMB基質溶液を添加すると、複合体中の酵素の触媒作用により呈色反応が起こります。最後に、マイクロプレートリーダーを用いて吸光度(A値)を測定し、サンプル中のZP-Ab濃度を判定します。

製品の特徴

 

高い感度、特異性、安定性

製品仕様

原理 酵素結合免疫吸着法
タイプ 間接的方法
証明書 NMPA
検体 ヒト血清/血漿
仕様 48T /96T
保管温度 2-8
貯蔵寿命 12ヶ月

注文情報

製品名

パック

検体

抗透明帯 (ZP) 抗体 ELISA キット

48T / 96T

ヒト血清/血漿


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